
睡眠のこと
伝え方の例(架空)
「脇の痛みで、夜中に2回目が覚めました。」
痛みが強くなる時間や、眠れなかった回数を伝えます。
HSの基本
痛いしこりを繰り返す皮膚の病気です。どのような症状が出るのか、どんなことを診察で伝えるのかを説明します。

01 / 病気の特徴
HSは、毛の根元を包む「毛包(もうほう)」を中心に炎症が起こる、慢性の皮膚の病気です。痛みのあるしこりや腫れが、同じ場所や近くに繰り返し現れます。[1]
原因はまだ十分に解明されていません。毛包の変化に、遺伝、ホルモン、環境など複数の要因が関係すると考えられています。[2]
02 / 症状と部位
次のような変化がみられます。すべての症状が出るわけではなく、必ず同じ順番で進むものでもありません。[5]

皮膚の奥に、押すと痛いしこりができます。赤く腫れたり、動くときに痛んだりすることもあります。

しこりが開き、膿や血の混じった液が出ることがあります。服の汚れやにおいが気になる場合もあります。

炎症を繰り返すと、皮膚の下に通り道ができることがあります。「瘻孔(ろうこう)」と呼ばれます。

症状が落ち着いたあとも傷あとが残り、皮膚がつっぱることがあります。「瘢痕(はんこん)」と呼ばれます。
皮膚の断面を描いた説明用イラストです。実際の色・形・大きさ・深さとは異なります。写真や図だけで診断することはできません。

03 / 受診の目安
脇や足の付け根などに痛いしこりができる、液が出る、同じ場所で繰り返すときは、皮膚科で相談してください。[5]
おできなど、似た症状の病気もあります。ご自身でHSと決めつけず、これまでの経過を医師に伝えましょう。

04 / 診察の準備
初めて気づいた時期、繰り返す間隔、落ち着いていた期間。
左右と部位、痛み、しこり、液や出血、傷あと。
眠れない、座れない、服が当たるなど。これまでの治療も伝えます。
この図は、診察で話す内容の整理例です。思い出せる範囲で構いません。
05 / 生活上の困りごと
しこりや腫れのほかに、痛みや排液によって日常生活でできなくなったことも、治療やケアを考えるための情報になります。[6]

伝え方の例(架空)
「脇の痛みで、夜中に2回目が覚めました。」
痛みが強くなる時間や、眠れなかった回数を伝えます。

伝え方の例(架空)
「座っているとお尻が痛み、何度か立ちました。」
困る姿勢や動作、仕事や授業を休んだことを伝えます。

伝え方の例(架空)
「液で服が汚れ、外出中に着替えました。」
交換の回数、こすれる場所、準備や費用の負担を伝えます。
「生活がつらい」だけでなく、「いつ・どんな場面で・何ができなかったか」を一つ添えてみてください。不安や、人に説明しづらいことも、そのまま伝えられます。
困った場面を記録する06 / 治療を知る
治療では、皮膚の炎症だけでなく、痛みや生活への負担も確認します。治療の種類と、それぞれの目的を別のページで詳しく説明しています。
HSの治療について読む参考情報
一般的な病気の説明です。診断や、ご自身に合う治療の判断は医療機関で行います。写真は説明用のイメージで、実際の患者・診療場面の紹介ではありません。
内容確認日:2026年9月10日。国内の医療情報を基本に、海外の公的機関・専門学会の患者向け情報も参照しています。